ソーチェーンの目立ては、切刃だけでなく、たまにデプスも削らなくてはいけない。
切刃が短くなってくると、デプスが盛り上がった状態になり、ここで弾かれて切刃が入らずから滑りして、まったく切れなくなってしまうから。
そのため僕は切刃を5回くらい目立てしたら、デプスゲージを当てて飛び出た部分を平ヤスリで削るようにしている。
ところがこの作業がとても面倒で、簡単に済ませることはできないかと常々思っていたところ、ネットで切刃とデプスを同時に削る目立て機があると知り、早速購入した。
この記事はツムラのチェンソー目立て機を購入した経緯と実際に使ってみた感想について書いています。
スチールMS261Cのソーチェーン
今、メインで使っているチェンソーは、スチールMS261Cに18インチバーをつけている。
ソーチェーンは、スチールだと26RM 74リンクとなるが、
高価なので、互換品のオレゴン製 22BPX-074E をまとめて購入して使っている。
ソーチェーンの目立て道具
ハスク339XPの時は、ローラーでコロコロ丸ヤスリを転がす目立て用ゲージを使っていたが、スチールMS261Cに使っているソーチェン22BPXにあう目立て用ゲージが無いので、丸ヤスリにホルダーをつけて目立てをしていた。
これだと、5回に1回はデプスをゲージで測りながら平ヤスリで落としていかなければならない。
このデプスを落とす作業が、難しく手間がかかり、落としすぎると食い込みが激しくなり厄介なのである。
スチールで最近、チェン刃を研ぐと同時にデプスを落とす治具(2-in-1 やすりホルダー)があるみたいだが、まだそれほど欲しいとも思っていなかった。
今まで使った目立て機
ニシガキの目立て機:切れ味はそれほどでもなかった。手研ぎには劣ると感じたので、2,3回使って放置。デプスを落とすのに使えるんではないかとX形のレールを取り除いた状態でデプス部分を削ろうとしたがうまく削れなかった。
上記「目立て屋チェンソー」と一緒に購入した、デプス調整器。
うまく使えず、お蔵入り。
並行輸入で購入した「チェイン グラインダー」
1回1000円で目立てをするお店で、このような器具を使っているのを見て、これならプロ並みに仕上がるんではないかと思って購入した。
切れ味は良くなるものの、刃の消耗が激しく毎回使ってられないなと思いだんだん使わなくなり、セットも面倒でそのうち全く使わなくなってしまった。これも、別途デプスを落とす作業が必要となる。
ツムラのチェンソー目立機のレビュー
今回、何気なくネットで見ていて目にとまったのが、「刃研ぎと同時にデプスも落とす」というキャッチコピー。
これこそ僕が求めていたものである。
値段も1万円前後と良心的な設定。
物は試しと購入してみた。
今回購入したのは【ツムラ 角鳩印 チェンソー目立機 極(きわみ) TK-301-2(4.8mm)】
ヤスリ棒4.0mmを使うソーチェーンを目立てする場合は、別途、4.0mm用のダイヤモンド砥石を用意しなければならない。これがちょっとお高いかな。
今回はソーチェーンでいつもお世話になっている 円陣 で購入した。
商品名で検索してみると、動画も出ているので、
これを見てから、使ってみた。
説明書を読むよりも動画を観たほうがすっとわかりやすいね。
まずは、かなり使い込んで切刃が短くなったソーチェーンで試してみる。
それにしても、手研ぎでは力の入り具合が違うためかなのか、右刃と左刃の長さがこんなにも違ってしまっている。
ヘタクソ。
これほど違うと、曲がってしまって、まっすぐに切れていなかっただろうに。
刃の角度もばらつきがあった。
このソーチェーンは10度の角度をつけて削る仕様なので、水平ゲージはつけないでOK
アマゾンのレビューでは、「力を入れると止まってしまう、モーターの力不足ではないか?」という否定的なコメントが出ていたが、このくらいの微妙な力加減で止まるところがかえって素晴らしいと思う。削り過ぎを防止してくれるから。
このくらいが丁度良いと僕は思う。
手研ぎで4回ほど目立てしたものだが、しっかりとデプスが落とされている。
ゲージで測ってみたら凹凸無しのきれいな削れ具合だった。
まとめ
今回は、目立てをしてみたところまで。
結果は、現場で玉切りを実際にしてみて、どんな仕上がり具合だったか報告します。
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